- 作者: 歌野晶午
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2012/12/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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歌野晶午さんの新作。
てっきり「コモリ」という名字の人が出てくるのだと思っていました。
この主人公、訳あって一日時間だけはあり、窓の外を観ると向かいのアパートのベランダ。
そこに見えた風景は何やら「幼児虐待」の地獄絵図。
真珠と書いて「パールちゃん」というらしい。
たまーに出かけたコンビニへの道すがら、パチンコ店の駐車場に放置され、熱中症に見舞われている「パールちゃん」を発見。
とりあえず自宅に連れ帰り「育児といえば舞田ひとみ!」と思いだし、助けを請う。
「パールちゃん」はその後も誘拐事件に巻き込まれ、別の誘拐事件ともシンクロし、主人公と舞田ひとみも翻弄される。
主人公の成長譚として、かるーく読める一冊。