leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

コモリと子守り

コモリと子守り

コモリと子守り

歌野晶午さんの新作。

てっきり「コモリ」という名字の人が出てくるのだと思っていました。

この主人公、訳あって一日時間だけはあり、窓の外を観ると向かいのアパートのベランダ。

そこに見えた風景は何やら「幼児虐待」の地獄絵図。

真珠と書いて「パールちゃん」というらしい。

たまーに出かけたコンビニへの道すがら、パチンコ店の駐車場に放置され、熱中症に見舞われている「パールちゃん」を発見。

とりあえず自宅に連れ帰り「育児といえば舞田ひとみ!」と思いだし、助けを請う。

「パールちゃん」はその後も誘拐事件に巻き込まれ、別の誘拐事件ともシンクロし、主人公と舞田ひとみも翻弄される。

主人公の成長譚として、かるーく読める一冊。