アカデミー外国語映画賞を獲ったフランス映画。
アカデミー作品賞も同時にノミネートされていたのは、とっても不思議でした。
老老介護を選択する夫婦。娘は「どうして入院させないの?」「他に治療法はないの?」と二人の決心を受け入れようとしない。
しかし、妻の症状は次第に悪化。夫は、愛を全うする方法を決断。
ラストに、何事もなかったかのように、妻に導かれて部屋を出て旅立つシーンが挿入されていたので、恨みもなく、悲惨さもなく、浄化されたかのようだった。
夫役のジャン・ルイ・トライティニャン(『男と女』の…)こそ、アカデミー主演男優賞を獲ってもよかったかもしれない。
ピアノが好きな方にも楽しめるのでしょう。音楽は、クラシックのピアノ曲が効果的に使用されている。かつ大人の静寂さも。
日本でも、このような局面にある夫婦は多いはず。
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