leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

横浜女性ネットワーク会議

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パシフィコ横浜で開催された横浜市主催の「横浜女性ネットワーク会議」に参加。
「どうやってこれを知ったか?」とアンケートでも質問があったが、忘れてしまいました。
7月には、申込のメールを出し、参加費5000円、振り込んでいましたから。ビュッフェ形式の食事とお土産で十分モトが取れましたが、生・林市長、生・上野千鶴子さんが観られるだけでも、その価値があるというもの。
会場には400名近く、市外から4割が参加されたそうで、青森から有休を取ってという方も。

林市長の挨拶は、1965年に社会人になった当時は、男女差が大きく、ロールモデルも少なく、結婚、出産で辞めていく女性を多く見ていた。横浜から変えていきたい。横浜市の実績として、保育園待機児童がワースト1だったのを88%減らし、女性起業家を応援するためのシェアオフィスを新設。3人の相談員が常駐。この会議は今年初の試みだが、20代からやりたかったこと。今後恒常的に続けたい。女性区長も18区中4区で誕生。窓口満足度も60%→90%以上に向上、女性の「よりそう」感性を重視し「共感と信頼の市政」を実現させたい。

上野千鶴子さんの講演
ウーマンリブ」の40年前から女性を取り巻く日本の環境はよくなったか?→わからない。
1985年 均等法とともに派遣法が成立。女性の55%が非正規雇用になってしまいました。
1995年 経団連は、ライン(総合職)、スタッフ(専門職→アウトソーシング)、非正規(女性と若者)と3分化する雇用ビッグバンを後押しする結果に。
ネオリベラリズム新自由主義 自民党政権時
市場原理で生き残ってもらう。でも、少子化は避けたいので、育休法を成立。女性を労働力にするはずが、予想以上の少子化をもたらしてしまう。
ジェンダー格差+ネオリベ+女女格差 「優勝劣敗(優れているものだけが勝ち、劣っている弱者は取り残されていく)の原則」→「自己責任だ」って言われてしまう!
今や、格差やワーキングプアが男でも出現している。
独立できる年収は400万円が分岐点です。
女性の進学先は実学志向で、医師、弁護士が3割超え。工学系、経済系は低調。組織に入るのが前提だから。
子供(主に娘)は母親の作品。うまくいったら手元から離さず、失敗作は罵倒し続ける(>_<)。
ネオリベ改革は、ライフスタイルの多様化という良い面もあるが、自分のせいと自分を責め、自傷行為に走る人も出てきている。
カツマー」(努力して報われる)VS「カヤマ―」(メンタル重視)
努力して報われると思ったら、身体を壊すことだってあるのにね。
正規雇用は、結婚や出産の確率が高いという調査結果も→「女性に正規雇用を保証せよ」→それが少子化対策につながります!
ヒトの寿命よりも大企業の寿命が短い現実。
グローバルマーケット=DIVERSITY 多様性の集積→女という異文化をも取り込む社会に。
共助け事業、リスクの再分配による社会連帯を。「安心して弱者になれる社会を」
女性の政治参加でいえば、女性の候補者が当選する確率は高いので「まず立候補しよう」。