熊谷の隣、行田に実在した「忍城(おしじょう)」が舞台。
「でくのぼう」≒「のぼう」様と呼ばれる成田長親(野村万斎)。
秀吉の命を受け、石田三成(上地雄輔)が、家臣(山田孝之さんが◎)と共に、水攻めを図る。
城主(西村雅彦)は闘わず開城を申し渡すが、「いや」と言いだして、徹底抗戦。
20000人対500人。
ありえない!戦いなのだが、何とも、万斎さんが演じると、ありかな~と思えるところが不思議。
佐藤浩市さんはシビレます。ぐっさん(山口智充)もよかったので、すぐ大河ドラマ「新撰組」を思い出してしまって、ウルウル。
水攻めの場面は、上映延期もさもありなん。と思えるほどのリアルさ。
帰りのエレベーターで、女性二人連れが「私は被害にあったわけじゃないけど、やっぱり観ると辛くなる」と感想をもらしておりました。
万斎さんでないと、この役はできなかっただろうと思えるほど。
脚本が原作者なので、納得の展開。
最後に、現在の行田の風景が出るのもうれしかった。