マスカレード・ホテル

マスカレード・ホテル

東野圭吾さんの新作。
全作品をおっかけているわけではありませんが、今回は、アマゾンに申し込む前日、広告をみてしまったがために、ポチっと押してしまった。
「新参者」のように、まるでテレビドラマが数回分描かれていて、最後の回が、特別ゲストが出てきて、１時間のうちに見事解決…なのかな〜。なんて読み進めていた。
しかし「解決編」に至るにつれ、今までの回［?］が無駄ではなく、有機的な伏線としてつながっているのだと納得。
主人公の男女が魅力的。
ホテルのフロント業務を通して、お客様のために尽くす、一流ホテルマンの矜持を学ぶこともできます。
すべての公務員に、一年間、一流ホテルで研修を受けていただくというのもいいかもしれません。
お互いのプロ意識に敬意を払い、役立ちたいと行動で気持ちを示す。
そんな関係はとてもまぶしく見える。
能勢刑事も実はとても敏腕デカ。