ロング・グッバイのあとで ―ザ・タイガースでピーと呼ばれた男―
- 作者: 瞳みのる
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2011/02/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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グループ・サウンズといえばタイガース。タイガースの中では、ジュリーよりピーが好きだった。
とはいえ、小学校低学年の頃のこと。
グループサウンズが再結成ブームとなったときでも、「ピーがいなければ」と、興味を示せなかった。
ワイルドワンズであれば、チャッピーがいなければ、私の中では「ワイルドワンズ」ではない。
そして、先日の朝日新聞「声」の欄で、瞳みのるさんがインタビューに応え、著書を発刊するということがわかり、Amazonで予約してしまい、届けられたあと数時間で読了。
他のタレント本とは違い、引退後の学業との向き合い方、中国の動向、創価学会との関わりまで、奥が深い。
過去の不本意な出来事の数々も「振り返れば感謝、感謝」と捉えているところにも、時間の経過と共に浄化されている。
何より、ジュリー、特にトッポ(加橋かつみ)との交流にふれ、これからは、6人での再結成もあるのかと思わせられる。
練習熱心なピーのことなので、生半可なドラム・プレイでは、ステージに立つことを自ら許さないことと思うが。
一流の中国料理店に関する記述も、「一流」です。