- 作者: ヴィカーススワループ,子安亜弥
- 出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン
- 発売日: 2010/09/16
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アカデミー賞の『スラムドッグ&ミリオネア』の原作者、ヴィカース スワループの2作目。
この方、インドの現役外交官で、ロンドンで『スラムドッグ&ミリオネア』を2カ月で書き、現駐大阪神戸総領事を務めていらっしゃる。
書評で絶賛されていたので、『スラムドッグ&ミリオネア』の原作者とも知らずに拝読。
インド人の名前は、なかなか覚えにくい(カタカナの人名がそれでなくても苦手なのに)のですが、一気に読んでしまいました。
不正の限りを尽くした政治家を父に持つドラ息子の誕生会で、ドラ息子本人が殺される。
そこには、動機十分の容疑者が6名集まっていた。
結末は二転三転し、最後は、もうみんな一斉に引き金を引いたのではないかと思えてきてしまうほどなのですが、そこに至る6人の背景が読ませます。
インドのカースト制、周辺の世界情勢、テロ、上層部の不正、闇社会。どこまでホントなのか?
リチャード・ギア、ラリー・ペイジ(Googleの創始者の一人)なんていう名前も出てきて、楽しい!
この1冊も、映画化が決まっているとか。大収穫でした!
彼が、大阪を舞台に、小説を発表してくれるのを心待ちにしています。