宮部みゆきの新刊。
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/05/14
- メディア: 単行本
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両親、兄、亡くなった妹、弟のピカちゃん。
この5人[?]家族が、以前、写真館として使われていた古家に転居してきたことが物語の発端。
地元で親しまれていた写真館の名残をそのままにしたことで、営業中のような印象を周囲に与えることで、様々な波紋を起こす。
何より、店主だったおじいちゃんがそこにいるかのような雰囲気が、温かい印象を醸し出すのだ。
ピカちゃんの言動、かわいすぎ!
高3の兄「花ちゃん」の目線で物語は進行するが、高3の夏をこんなにじっくりと、記憶に残っていたら、どんなによかったか。
4章に分かれた連作で、とても分厚いのですが、異常気象に見舞われたこの夏を乗り切るためには、よかったかも。