leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

熊谷陣屋@さよなら歌舞伎座

今月3回目の歌舞伎見物。

1回目は、12日。ネット一般販売初日に、自力で獲った第2部。
3階B席。「寺子屋」を、元の塾講師仲間と一緒に。

2回目は、熊谷歌舞伎の会の東御市での公演。
おひねりも飛び、録画をしながら。というのは初めての体験。

そして今日。
知人から「第1部の切符が獲れたよ」との連絡。
ナント1階2列目。一等席です。
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私が「熊谷陣屋」が観られたら。と言っていたのを覚えていてくれたのです!

お隣は、知人のお母さま。初対面でしたが、知人とは長いつきあい。
学生時代からの私をご存じでした。


一幕目は、旬のスター総出演「御名残木挽だんまり」 。
中央にいらっしゃるのは海老蔵さん。染五郎さん、菊之助さん、松緑さん、孝太郎さん、獅童さん、勘太郎さん、七之助さん、時蔵さん。
そして別格として、三津五郎さんと芝雀さん。

口上のように、一人ひとりセリフをつなげ、「3年後の木挽町でお目にかかりましょう」。

二幕目は「熊谷陣屋」の三段目。
吉右衛門さんの直実、藤十郎さんの相模、富十郎さんの弥陀六、魁春さんの藤の方、梅玉さんの義経という豪華な配役。

「十六年は一昔、夢だ夢だ」の吉右衛門さんの名台詞が胸を打ちます。
筋書きには、「熊谷桜」命名の由来が書かれています。

そして三幕目は、勘三郎さん、勘太郎さん、七之助さんの連獅子。

勘太郎さん、とても細くなって、七之助さんと見分けがつかないほどそっくりに。

着替えの間を、橋之助さん、扇雀さんが狂言で盛り上げます。

後見として、小山三さんが元気な姿を見せられ、 「中村屋にはやはりこの方がいないと」と思わされたのでした。

外に出て、通りの向こうから写真撮影。
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来月も新橋演舞場に行きたかったのですが、安いチケットはもうありません。

今月こんなに贅沢をしたので、当分は、テレビで我慢。