- 作者: 辛淑玉,野中広務
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2009/06/10
- メディア: 新書
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話題の新書。図書館からの順番が回ってきました。
野中弘務さんは、京都府園部の出身。
舞鶴に向かう、京都からの丹後線の途中駅。
園部とか綾部とか似た駅名が多かったのですが。
雪の季節にもよく通りかかりました。
元京都府知事の蜷川さんのこともよく覚えています。
共産党府知事として、長く活躍されていらっしゃいました。
ただし、住民ではなかったので、その評価はつけがたいのですが。
亡くなった叔父は、とても心酔していたようです。
ということで、部落差別と在日朝鮮人という出自の二人が、マイノリティの視線から、語り合う。
辛さんの「ズケズケとした物言い」に、初めて語ることが多かった野中さん。
こういう対談を自民党議員も選挙前にしていたら、好感度アップにつながるのだろうけど。
谷垣さん、同じ京都出身なのに、まだまだ高い心の壁を国民に向けている印象大。
これは、今年の必読書ですね。
法律の細部に、議員が知らなかった駆け引きが忍ばされているという構図も再認識できます。