leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

はみだし紙芝居

紙芝居が舞台の中央にあり、複数の話し手が登場人物になりきって劇を披露する。
リーフの家から車で30分ほどの秩父鉄道沿線、寄居町に拠点を置く「お伽座」主催のイベント。
知人が3名も出演するということで、車に乗せてもらい会場へ。
最前列で、紙芝居から飛び出した演劇の世界を堪能。
ここには、年配の達者な役者さんが揃っている。
そして皆、輝いている。
忙しい日常に、練習を重ね、家族や知り合いの前で披露する。
「好きなことを応援したい」という温かい目に見守られながら。
どれも心温まる日常のストーリー。
最後に、宮沢賢治の「よだかの星」が、オリジナルの紙芝居となり、絶望的なよだかにせつなさを感じる。
天国で星になるというところに光明を見出すところに共感するかは、そのときの心の鏡。
現代に通じるギャグも織り交ぜられ、会場の暖かい空気が、帰宅してもなお残っていた。