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leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

河内山宗俊

29歳で戦死した山中貞雄監督の作品。
15歳に見えない原節子のデビュー作。
モノクロで台詞の聞き取れないところもあったが、ストーリーも面白く、才能を見せつけられる。
甘酒やで生計を立て、不良の弟を気遣う原節子
彼女を見守る二人のオッサンの友情。
親分や武士や妻という「権威」に臆することなく、正義のために行動する二人。
冒頭、フーテンの寅さんのようなテキヤの様子が描かれたり、遊女の身請けに一肌脱ぐところは、上質の歌舞伎の舞台のようだ。
加東大介さんは、当時からあのままのお顔で、いい味出していました。
歌舞伎役者が多く出演されていたのですが、あの中にも戦死された方が多数いらっしゃるのでしょう。
花札やこよりなど、小物へのアップが効いています。
思えば、無法松の一生のヒロインを原節子にしたもの。って感じでしょうか。
山中貞雄、遺作は3本しかなく、NHK・BS2での今回の特集で見ておきたいと思います。