- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2009/08/26
- メディア: 単行本
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『筆談ホステス』も書きたかったのですが。
とりあえず、「辛いのは、幸せの途中です」。
さて、伊坂幸太郎『あるキング』。
架空の地名、球団名を装っていますが、何となくわかるのがおかしい。
作者のホームグラウンド、仙台(仙臺と表記)が舞台です。
弱小球団を愛して止まない夫婦が、球団の不幸な事件に見舞われた当日、一人息子を授かる。
息子に託された夫婦の夢は、その弱小球団で活躍すること。
それを阻もうとする勢力には、身体を張って守り抜く。
王求(横書きにするとホント・・・)と名づけられた息子は、親の願いを胸に、少年期、高校野球、プロ生活とまっしぐら。
彼を守る霊的現象にも助けられ、その正体はやはり・・・。
伊坂幸太郎の変化球的作品。
「自由に書いた」けど、単行本化にあたり、相当、手を入れたそうで。
図書館からようやく順番が回ってきたので、ひと晩で読んでしまいました。