歌舞伎座に、行ってまいりました。
朝刊に「スタジオパークでこんにちは!」のゲストが片岡仁左衛門さんとわかり、「昼の部に出演されるはずなのに???」と不思議な気分で録画予約。
「蝶の道行」という演目に、知人の竹本東太夫さんが先輩の葵太夫さん他3名と共に義太夫として登場。
「終演後、会いましょう」とメールで約束していたものの、アクシデント発生で、「休演かも」と心配していました。
それでも、独唱の部分もあり、「休めないだろうな〜」と同情しました。
東太夫さんからのメール「来月は巡業に出ますが、熊谷は今回別の組が回ります。またゆっくり会いましょう」。
とても残念。
仁左衛門さんの一世一代の当たり役「女殺油地獄」。
もう、和事の優男(やさおとこ)っぷりが、板についており、どうしようもないボンボン。って歳でもないでしょうに、とっても若く感じる。
息子さんの孝太郎さん演じる女形の、声のよく通ること。
フジテレビのドラマ「白い巨塔」で、財前教授の助手をしていた彼です。
そのお子さん千之助くんも登場しています。
油まみれの大熱演。
「ニートが親を泣かし、事件を起こす」という、いつの時代も普遍的なテーマです。
3階席の安くて入手できる最後のチケットだったので、西側の2列目で、花道が何も見えないのが辛い。
そこはもうイマジネーションを膨らませて。
帰宅後、ビデオを観てみると、「5月20日の収録です」。
やっぱり。
仁左衛門さん、その時間、歌舞伎座に出演していたのですから。
「舞台が見えにくい座席もなくなり、よいこともあるでしょうが、何より、今の歌舞伎座の温かさが失われるのが辛い」とお話になっていらっしゃいました。
銀座三越で、堂島ロールを、初めてゲット。
行きに並んで注文し、帰りに受け取りました。
夕食後、デザート代わりに、あっという間に消えてしまいました。
「さよなら歌舞伎座」、再建までにもう数回、足を運べるかな?