leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

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桐野夏生さんの新作。
「OUT」に匹敵する内容。とあったので、相当期待したのですが。
作家と編集者の道ならぬ恋模様を描いております。
今の自分が、作家の心境より、やはり「OUT」に描かれているパート主婦の心境に共感できる情けなさも痛感させられたりして。
前回と同じ感想になってしまうかもしれないが、作品を大量生産している筆者には、だんだん描かれる小説世界が矮小化されていっている恨みがある。
もう「底辺の女性群像心理劇」を描くのを、筆者に求めるのは無理なのだろうか?