leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

放送禁止映像大全

GWが終わった平日、久しぶりに本屋へ。
図書館の予約が多かった「納棺夫日記」、そして「学問のすすめ」(もちろん現代訳)この「放送禁止映像大全」という3冊の文庫本を購入し、シアワセな気分に。
そして、帰宅後、放送禁止映像大全を一気読み。

放送禁止映像大全 (文春文庫)

放送禁止映像大全 (文春文庫)


「キワモノ」趣味なのですが、70年代には、テレビでも、残酷な映像、ハッピーエンドにならずに、不条理なストーリーがあったかと思われます。
そういう映像は、差別的、残酷ということで、自主的に放送禁止にしている場合が多く、そんな映像を再評価しようという試みです。
4年前に初版が出されたが、その後、本書で取り上げられた17もの作品がDVD化され、発売されており、5年に一度くらいは、この再版をしていく意味はありそうです。
それでも、残酷な映像が、トラウマになってしまっているという記述があるところをみると、すべてが陽の目をみるべきではなく。
犯罪者の部屋に、こんなビデオがあった。などと取り上げられてしまうと、「この映像を見ると、犯罪に走る」という短絡的な解釈もされがちで。
70年代だったと思うが、江戸川乱歩のTVシリーズの怖さといったらなかった。「人間椅子」とか。
記憶があるのだから、よっぽど、「テレビっ子」だったのだが。
「タブー」とは何か? 自分の中の「映倫」を再確認してみる機会になった。