- 作者: 桂望実
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/01
- メディア: 単行本
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「県庁の星」で映画の原作ともなった、桂望実さん(女性だそうで)の新作。
東京で、仕事に疲れた男性が、地方都市で「田舎暮らし」を始めるものの、地元の住人とは一線を画した暮らしを営む。
あるきっかけで、「輪投げ大会」による街おこしのプロデューサーとして予想外の活躍をすることになる顛末。
地元の高齢者とのつきあい、地元工場に勤める、外国人労働者との共生。
「ズケズケ」と思える距離感が、主人公にも心地よく思えてくる変化が本書の肝(キモ)かも。