leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

熊谷陣屋のさわり

NHK教育テレビの「日本の伝統芸能」で熊谷陣屋が取り上げられているのが、朝、ハードディスクの録画をしようと番組表を観ているときに発見し、番組を視聴。
片岡仁左衛門さんが解説、彼自身が熊谷陣屋に扮している「義太夫狂言」の紹介。中村吉右衛門さんの別の「型」(バージョン)の熊谷陣屋も紹介された。
息子を主君を助けるために手打ちにし、ついには出家するという悲しい物語。
当時、寺子屋を続けて観たので、「何て、歌舞伎って、『首実験』とか、『息子を差し出す』とかのストーリーが多いのだろう?」と不思議でした。
義太夫の歌詞は聴けた方が、主人公の内面が判るということ、主人公が観る小物一つにも、全て「意味がある」ということ。
義太夫は、初日までたった3回の稽古で、その月の演目の役者とのタイミングを測り、舞台を務めているということ。
たった30分の番組でしたが、学ぶことは多いものでした。