- 作者: 池上永一
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/08/28
- メディア: 単行本
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図書館で予約したら、一度に2冊きたので、焦りつつ。家にこもって、病院の待合室で、ずっと読んでいました。
角川書店の「野生時代」に連載されていた話題作。
彼の著作を読むのは初めてで、「リボンの騎士」のような琉球歴史ロマン・・・という書評しか知識はなかったのだが、コミックかRPG世代の1970年生まれの作者のパワーに呑みこまれていった。
恐るべき主人公の寧温=真鶴。生き抜くために、この選択しかないという極限の生。
女性の地位、社会性について考えさせられたし。
秘密の通路を抜ける間に、ジェンダー転換をするんだよ。
昼も夜も、男になっても女になっても、重要な地位につき、琉球王朝のキーパーソンとなる。
見守る同僚の朝薫、兄の嗣勇、側室の真美那など、魅力的なキャラクターが次々と。
漢の宦官、徐丁ガイに関する記述は、R16か18ですね。
この本に関するサイトは、おもしろい。人物イラスト、相関図が、助けになります。
http://www.kadokawa.co.jp/tempest/diagram.php
連休に、一気読みをおススメ。