leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

ナイチンゲールの沈黙

ナイチンゲールの沈黙

ナイチンゲールの沈黙


海堂尊氏の2冊目。
難病と闘う小児科病棟の患者と看護師。
患者を救うための手術を行うには、育児放棄している父親の同意が必要。
主治医である女医は、当事者能力が低い。
その二人が巻き込まれた事件とは?
「愚痴外来」の田口先生とその相棒?厚生省の白鳥調査官がその謎に立ち向かう。
一作目の受賞評にあったように、この人の著作は、登場人物が多いが、それぞれの「キャラが立っている」。
白鳥調査官は、今回、出てこないのかな〜?と寂しく思う頃に、満を持して登場。
ナイチンゲールは、名看護婦の暗喩だが、もう一つ、類稀なる泣き声の鳥の別名でもある。
音声と脳波、こんなに関係があるなんて、医学的にはどこまで本当なのだろうか?
エンターテインメントと医学の境目が、私には判別できないのが、悔しくもある。