leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

とうろう流し

熊谷では、終戦の前夜、「最後の空襲」と称される空襲が、街並みを火で覆った。
中でも、市街地を流れていた「星川」に、多くの人が飛び込んだそうだ。
毎年、16日に「とうろう流し」があり、雨模様の中、訪れた。
お坊さんの念仏のあと、市長や国会議員の挨拶が続く中、下流では、とうろう流しが始まっていた。
200円で買い求める灯篭に、「世界平和」などと願いを書き入れて、思い思いに流していた。
流れが弱く、途中で止まってしまう灯篭は、少年が、川に入り、灯篭の向きを変え、流れの中央に誘った。
踊りなどのレクリェーションも企画されていたようだが、思いのほか雨が強くなり、中止せざるを得なかったようだ。
一足はやく、会場を後にしたが。
「とうろう流し」なんて、さだまさしの曲の世界と思っていたが、ここでは、身近な例年の行事だ。
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