- 作者: 余華,泉京鹿
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/06/25
- メディア: 単行本
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熊谷は暑く、エアコンの中で本を読むのが一番!
ということで、図書館から借りた「兄弟」の上巻を読む。
中国の文化大革命を中心に、主人公の義理の兄弟を描いた作品。
いきなり、中国のトイレ事情が描かれ、そこでの覗きに失敗し、肥溜めに転落した父親、そのDNAを受け継いだか、5人の覗きに成功する兄。
罰を受けるものの、貧しいなりに、その模様を話しては、ごちそうにありつくたくましさ。
義理の父のいわれのない非業の死。
兄が追いかける美女と相思相愛になってしまう弟。
文化大革命という庶民にとっては、どうにもならない歴史に翻弄される様子が、見事に描かれています。
下巻も楽しみ!