leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

片倉シルク記念館

地元のSATYに自転車で買い物にいったついでに、「片倉シルク記念館」というところに立ち寄る。
明治初期に、長野県の岡谷製糸場をはじめ、全国に、生糸の生産拠点を設け、ここ熊谷でも、養蚕ときれいな水が手に入るということで、製糸場ができた。昭和40年代に工場は廃止されたが、その倉庫を2棟保存し、往年の生糸産業の発展の様子、生産ラインなどを観る事ができる。
歴史の授業で習った官営の富岡製糸場も後にここの経営者片倉一族が買収したそうだ。
戦時中は、パラシュートの資材にも重用され、戦後は、社会貢献の発達した会社として、温泉保養所、寮、バレーコートなどの運動施設、生け花などの稽古事などが盛んに行われていたようだ。
12分の当時を物語るビデオでは、元従業員の「ここで多くのことを学ばせてもらった」との意識が強かったことがよくわかる。
社員旅行の大広間での宴会、社内運動会などのレクリエーションが充実し、「仕事での苦労も忘れる」仕掛けが整っていたようだ。
あちこちに残る「生産性向上」を謳ったスローガンのような看板もほほえましい。
明治から昭和の時代を感じるには、貴重な記念館でした。
でも、地元の人も、今さら足を運ばないようだが。。。