leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

ロボットで知る「人間とは?」

NHK総合テレビで、夜11時から「爆門学問」という番組があり、最近観るようになった。
今回は、大阪大学の知能ロボットを研究している石黒研究室を爆笑問題が訪問。
爆笑問題の太田さんが、ニーチェデカルトを引き合いに出し、哲学的な「人間という存在」について言及していた。
石黒先生が、「私は怖く観られます。怒ることはあまりないのですが」と見かけと本来の自分とのギャップを語りながら、クローンロボットを紹介した場面はシュール。
人工的なロボットは、長く観察していると、精神科医からは「どこかがおかしい」存在に受け取られるのだという。
人間の「心」が脳に宿るのか、場所を限定できないような人間の存在全体を司るのか。ヒトの癖も、自分ではわからないことが多々あるし。
ロボット工学の最前線を知ることのできる番組と思い、気軽に見始めたが、案外、奥深い「私って何?」という問題意識を掘り起こしてくれた。