leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

俳優祭

隔年で歌舞伎座で催される、歌舞伎と新派の俳優が一同に介する「俳優祭」の録画を視聴。
演目は玉三郎主演の「白雪姫」。
義太夫は、知人の竹本東太夫(31日の地元の歌舞伎にも出演予定)、竹本葵太夫さんのお二人。
チケットは、数時間で売り切れる盛況ぶりらしい。
幕間の俳優が売り子となる模擬店は、さながら文化祭。
白雪姫は、玉三郎の見所満載で、琴、踊りなど、やはり歌右衛門さんの後継者はこの方。
団十郎、海老蔵親子の「鏡」のシーンは最高!
「鏡よ、鏡、世界で一番美しいのは誰?」と歌舞伎調で団十郎が尋ねると、「おまえより千倍も万倍も美しい白雪姫がいる」と答える息子。
それでもしつこく聞くと「くどい」と一喝。
菊五郎は、「千住観音」でパラパラを踊るし、幸四郎は「ハンカチ王子」かつ「ハニカミ王子」になりきる。
夢に出てきそうな7人の童子。仁左衛門さんも吉右衛門さんもその一人。
若手は動物に、女形は小鳥に扮する。松緑さんはドリンクコーナーでお酒を売りつつ味見を繰り返していたにも関わらず、動きや台詞の順序は正確。
獅童さんも楽しそう。
意外にアドリブが少なかったのですが、俳優祭の代表的な演目として、残るものとなったに違いありません。