新聞販売店のプレゼントで、歌舞伎座６月公演のチケットが当たる「はず」の日だった。
ご贔屓の義太夫、葵太夫さんと東太夫さんが出演予定。
いつも観にいく友人とも約束していた。
でも…はずれた。
当日まで１週間をきっているにも関わらず、チケットは売れ残っていた。しかも３階１列目。4,200円。
初めて、チケットＷｅｂ松竹でカード決済。
ロマンスカー９時20分発を予約し、10時に新宿に到着するはずだった。10時半に歌舞伎座の前で友人とは待ち合わせ。
でも…２時間程前、前の駅で踏み切りに人が入り、しかも急病人を搬送したということで、小田急線は大幅に遅れていた。
９時10分で8時40分台の急行が発車していた。
そこで思い切って乗ってしまえばよかったのかもしれないが、せっかく座席が確保してあるので、ロマンスカーの到着を待った。
御殿場から来るあさぎりなので、他の電車を抜いて、早く運行することもあるかもしれないと思い。
しかし、駅に到着したのは9時40分。新宿に到着したのは、10時45分。開演は11時。
開演に遅れること15分。劇場の前で、携帯を持たない友人は、不安げな顔で待ち続けていた。
さて、ロマンスカーというもの、１、座席が確保してあるから、安心 ２．運行時間が短く、確実にその時間に着くから安心
この２つの「安心」のために料金を払っているのだが、２つ目の条件は、反故にされることがあっても、払い戻しは請求できない。
こういうときに限って、車掌は車内に説明には回らない。きっと質問に答えられないと二の足を踏んでいるのであろう。
車内放送も少ないし。
新宿駅の改札で遅延証明書を配る係員は大勢いたものの、私には無用の長物。
誰にこの不満をぶつけられるわけでもない。
前日は、指を挟んだまま、電車に40ｍ女性が引きずられるとか、翌日は、新幹線の新横浜駅でホームから自殺とか、
不可抗力の多いこのごろです。
