leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

これって似てない?

キャメロン・ディアス主演の『イン・ハー・シューズ』を観て、映画評を久しぶりにHPにアップした。
しかし、改めて考えてみると、最近、芥川賞を取った『ひとり日和』と似たところがいくつかある。
特に、若い生き方を模索している女性が高齢者と同居することで自分を見つめなおすところと、若い女性が高齢者のお金をいとも簡単に手に入れようと、引き出しなどの私物を物色するところ。
イン・ハー・シューズ』は、2005年アメリカ制作で、昨年話題になった映画。当然、『ひとり日和』の発表が後。
芥川賞の審査員も関係者も、この合致は偶然と観たのか、或いは見逃したのか。
筆者の青山七恵さんに対する記事や対談も読んだが、このことにはどこにも触れていない。
「インスパイアを受けた」なら、そのことを告白しないと、フェアとは言えないのではないか?
数年前、祖母の介護をレゲエ調に綴ったモブ・ノリオの「介護入門」も読んだ。その後の彼の作品は存在しているのかどうかもわからない。
芥川賞や年配の方は、若者が介護や高齢者問題に携わるというだけで、甘い点をつけてしまいがちなのだろうか?