leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

ヒトラー最後の12日間

ヒトラー ~最期の12日間~ スペシャル・エディション [DVD]
ドイツ映画「ヒトラー最後の12日間」がハードディスクに録ってあったので、夕方視聴。
主演のブルーノ・ガンツが、ヒトラーの癖を再現。特に、歩きながら、左手を背中でこちょこちょと動かす仕草は、有名なのかも。
若い女性秘書の眼を通して、死を決意するまでの、ドイツ上層部を描いている。最後まで、ここだけは贅沢をしているんだから。
市民や若い兵士は亡くなってもいい。ベルリン市民からなる防衛軍は「命令ではなく、志願してやっていること。破滅しても本望だろう」と自己責任論をぶちかます。
ヒトラーに殉じて、自殺するゲッペルス一家。5人の愛らしい子どもに、毒薬を盛る母親の姿が痛ましい。
降伏は避けたい。と破滅に向かう者、これ以上の犠牲を出さず、自らも生き延びる方策を模索するもの。
最後に、主要人物の末路が提示されるが、全て故人となっていた。
天皇ヒロヒトを描いた「太陽」は先日映画館で観た。そしてクリント・イーストウッド監督の3部作も公開間近。
戦争を語り継ぐ契機として、今年はこれだけのソフトが揃った。しかし、どれも「ねえ、あれ観た?」とはなかなか口に出しづらいしんどい内容である。