leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

チャーリーとチョコレート工場

ジョニー・デップ主演の「チャーリーとチョコレート工場」をハードディスクに録ってあったので、じっくり観る。
ジョニー・デップが経営するチョコレート工場に、5人の子どもを工場見学をプレゼントするという企画があり、世界中からチョコレートの中にゴールドチケットを探す争奪戦が始まる。もうここからして、嫌われる家族が描かれており、唯一貧しい一家に育ったチャーリーだけが、偶然ゴールドチケットを入手できる。
家族一人の同伴が許され、ジョニー・デップの案内の下、工場見学が始まる。5人の中から「特別賞」をもらえるのは一人だけ。その争奪戦も醜い。
従業員は、みな小人で同じ顔(おやじダンサーズのような踊りがユニーク)。
ディズニーランドのようなカラフルな工場なのだが、そこに、監督ティム・バートンの「毒」が満載されている。
ジョニー・デップは、カリブの海賊のように、子どもと楽しめる作品を選んでいると思われるのだが、この「毒」の多い作品、子どもが観たら「ファンタジー」と思えるか、「トラウマ」に思えるか、難しいところ。憎まれ役の子どもたちも、実に役をまっとうしている。
欲を表に出さず、主張をしないチャーリーが、最後まで残るというのは、ちょっと日本的かな?