leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

「太陽」を一人で観る

実家に行ったついでに、26日から横須賀で上映されていた映画「太陽」を映画館で観た。
ロシアの監督が、ヒトラー、レーニンに続き、20世紀の世界に影響を与えた人物として、「ヒロヒト」を取り上げ、人間宣言に至る心の葛藤を描き出している。
イッセー尾形昭和天皇「ヒロヒト」に扮し、佐野史郎さんが侍従長。ドアからそっとヒロヒトの動向を探るシーンは、「冬彦ちゃん」を想起させる。皇后が桃井かおりなんだけど、出番がとても少ない。
アメリカのマスコミに玄関前のバラ園で写真を撮られるシーンなど、なかなか。「チャップリンに似ている」とアメリカ人カメラマンから揶揄され、「そんなに私は似ていますか?私は観たことないけど」。と、直前にその写真を観ていたはずなのに、なにも知らないふりを続ける陛下。
どこまでが事実なのかよくわからないのですが、「あっ、そう」を連発する昭和天皇の記憶がある方にとっては、イッセー尾形の細かい演技を堪能できると思います。
観客の入りが気になったのですが、やはり年配の方が多く、女性二人組もいらっしゃいました。
母も、はじめは一緒に観たいと言っていたのですが、「おもしろくないだろうから、止めておいたほうがいい」とアドバイスしました。
あのテンポは、韓流ドラマにはまっている母には、ちょっと不得手だと思えたので。
ネットを検索すると、台本がそのまま公開されているのもあります。あえてリンクをしませんが。