leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

トロント武勇伝 4 「コリアンタウンで」

母に出発前、「トロントのコリアンタウンで韓流スターのグッズがあったら買ってきて」とリクエストされた。「トロントに来てまで、韓流スターを追っかけなくちゃいけないのか?」と理不尽さを抱えつつ、リュ・シウォン、イ・ビョンホンのグッズがないかと探しに出かけた。
カサ・ロマという観光名所の帰りに、Dupont駅から地下鉄に乗り、Spadina駅というところで下車し、「コリアンタウンの行き方」を親切そうな地下鉄の駅員(白人男性)に尋ねた。
持参した「地球の歩き方」の地図によると、ここから近いはずなんだけど。でも困った顔をして「わからない」と言われた。
結局、一駅違っていたようで、隣のBathurst駅まで歩いてようやくコリアンタウンにたどり着いた。
後日、アキコやアールにそのことを言うと、「コリアンタウンの存在を白人はあまり知らないのでは?」とそれぞれのコミュニティの閉鎖性を指摘された。
韓国文字の看板の店がひしめき合うコリアンタウンでは、メイド・イン・コリアの衣服、雑貨などは売られていたものの、韓流グッズはどこにも見当たらない。
専門の韓国語の本やCDを扱う店で聞くと(英語で)、「美しき日々」のCDがあるだけだという。母はこのDVDを持っているし。
結局、母のお土産は探せずに、徒労に終わったものの、途中で入った韓国レストランでの冷麺(Cold Noodle)はおいしかった。「お箸をください」と韓国からの留学生らしき店員に英語でお願いすると「おてもと」と日本語で書いてある割り箸をくれた。この汚い文字の「おてもと」は、現地割り箸チェーン店で卸しているもののようだ。
サッカーワールドカップでの、韓国の調子は?」と聞きたかったのだが、あまりに忙しそうにしているので、遠慮。
安い衣服は、アジア製(made in Chaina, made in Indonesian, Made in Coria)が多く、トロントのお土産にはなりそうにないものばかり。
母には、帰国後、電話で「韓流スターグッズはなかった。がっかりしないでね」とすぐに断りを入れたのでした。