leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

亀治郎さんの人形振り

新橋演舞場、夜の部のチケットが当選したので、トリニティさんと一緒に、1時に銀座で待ち合わせし、ランチのあと、東太夫さんとスターバックスでお目にかかり、3月のパルコ歌舞伎、4月のこんぴら歌舞伎の「リアルな話」を伺う。
新橋演舞場の最後列から、石川五右衛門京鹿子娘道成寺八百屋お七が出てくる話(これって、坂本冬実の演歌「夜桜お七」しか知らなかったし・・・)を堪能。
石川五右衛門南禅寺の山門で「絶景かな、絶景かな」と語るまでのエピソードは、こんなものだったのか。とか、筋書きをいくら見ても、秀吉との関係がわからなかったし。
相変わらず、自称「トンチンカンな歌舞伎フリーク」である。
でも、福助さんのすーっとしたスタイルのよさ、烏帽子をくるくるっと鐘の紐に巻きつける粋な踊りとか、「聞いたか坊主」さんが、子役中心で、愛くるしかったこととか。
そして、3幕目の亀治郎さんが八百屋お七を演じた舞台の見事さ。
この日の亀治郎さんは、八百屋のお嬢様を演じきっており、発声もかわいらしいトーンを貫いていた。
そして人形遣いにあやつられるように踊る「人形振り」では、関節の使い方が違ってくるのだろう。それでいて、かわいらしさをかもし出すのは、至難の業であろう。
葵太夫さんの声も、一段と張りがあり、聞き取りやすい。
連休中日なので、着物を着た奥様を連れたカップルが目についた。うらやましいことである。