leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

久しぶりのお見舞い

義父のお見舞いに久しぶりに行く。2週間ぶりといったところ。
火曜に以前切断した左脚の骨が出てきてしまったので、外科手術を院内で行ったという連絡を受けたので、その術後が気になって出かけた。
偶然、主治医がいらしたので、経過を伺い、「手術も成功。これといった病気の症状はなく、食欲がないことだけが心配なので、明日から、高カロリーの点滴を首からします。落ち着いたら、療養型の病室に移します。余命どのくらいなんて、全然考えなくていいです」と言われた。
病室に戻ると、荷物がやけに増えているのに気づく。よくみると、知らない一人の名前が書いてある。ヘルパーに伝えると、「ベッドを移るときに前の人の荷物と一緒にしてしまった」という。その人の所在もすぐにはわからない様子。どうなっているんだ???
全ての衣類を点検して、その名前が書かれているものを選び出すと、荷物は半分以下に減っていた。
帰り際義父が「もう帰るの?」と名残惜しげ。まさかこれが最後の会話になるとは思わなかった。かといって、長くいても、何を話すわけではない、父親と息子。
帰途「あとどのくらいかな?」「まだまだだよ」と長期戦の覚悟を決める。
ずいぶん寒くなってきた。自宅に戻ると、地元では雪が降り出した。
寝る間際、夫が「妙に背中が痛い」と言い出す。
雪も背中の痛さも予兆だったのだろうか?