leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

伯父の短歌

横須賀の実家へ。
先日、亡くなった伯父の四十九日法要があり、実の妹にあたる母と姉が出席した。
何か記念になるものを。と、従妹が探してくれたのが、伯父が参加していた句会の句集。
二句が掲載されており、それをパソコンで「短冊」にしてほしいとの母からのリクエスト。
早速、草書の文字で、イラストをレイアウトし、短冊にしてみた。

「少年の日の過ちを我れ独りに押しつけ友ら次つぎ逝けり」

「草笛の繊き音色を思わせて君は電話に乳ガン告げ来」

どちらの句も、伯父の心情が察せられ、私からも共感できる内容である。

「繊き」という読みが難しく、母も辞書で調べたらしいが、結局、書家の友人に「ほそき」と教えられたらしい。作成した短冊には、ふりがなもふっておいた。

私にまで香典のお返しをいただき、例の如く母のお店の写真をHP用に撮影し、雨の中の「一日親孝行」を終えたのでした。