leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

十二人の優しい日本人

先週土曜の夜、三谷幸喜脚本の舞台「十二人の優しい日本人」がWOWOWで生中継されていた。それを録画して、午後、視聴。
冒頭、脚本家三谷さんが「生中継で気持ちを一つにして欲しかった。ハプニングはありません。プロですから」という趣旨の挨拶をして本題に。
日本で陪審員制度が取り入れられたら、きっとこんな議論なんだろうな。
日本人は「優しい」し、論理的な議論のトレーニングがなされていないから、「直感」とか「外見」で意見を固めがち。一見論理的な発言をしているかに見える意見も、案外「論拠」に乏しかったりする。
全員一致をみなければ、「意見不一致」として、別の陪審員に委ねられてしまうから議論を尽くしましょうというシチュエーションもおもしろかった。
朝日新聞の三谷幸喜のエッセイで、この舞台の裏話が何回か掲載されていたが、登場人物全てに見せ場があったのがさすが。
一人、あまり有名でない女優さんがいらしたのですが、あの人物、沢口靖子さんに「アテ書き」されたものの、彼女の出演が叶わなかったので、ああなったと思えたのですが。
うがちすぎの見方かな〜?