夕方４時からの事情聴取に続き、夜８時頃に東京地検にライブドアの堀江貴文社長が逮捕。ということで、テレビでは特別報道体制が敷かれ、同じフィルムを繰り返し流している。
「風説の流布」と「偽計」という容疑だが、２年前の犯罪がなぜ今のタイミングで捜査されるのか、逆を言えば、今までなぜ見逃されていたのか。
団塊の世代以降への街頭インタビューを見ると「汗水流して働いてこなかったことへのツケ」という「懲罰」的なコメントが続く。彼ほど汗水流して働いていた人もいなかったのではないかと思えるのだけど。
近鉄買収や衆議院議員立候補のときには、ヒーロー的な扱いをしていた人々も、逮捕の報に接した途端、手のひらを返したような対応にびっくりしてしまう。マスコミも含めて。
彼の容疑がはっきりして、捜査体制にも問題なく（影の力が働くことなく）、正当な裁きを受けるのであればいいのだが。
裏を返せば、捜査線上にあがってこない「巨悪」は、のうのうとして眠っているのではないだろうか。
