leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

タダ券での歌舞伎座千秋楽

新聞販売店のプレゼントで、歌舞伎座11月公演夜の部のチケットをいただいたので、以前から「歌舞伎観たーい!」と言っていた高校時代の同級生を誘い、銀座三越ライオン前で待ち合わせ。
彼女のお知り合いが出品している、銀座松坂屋での日本画展を鑑賞し、地下のコーヒーショップでコーヒータイム。銀座松坂屋の地下食品売り場は、活気がなく、お弁当選びも捗らず、「三越に行ってみよう!」。
三越は込み具合が違う。観劇のお供に。と銘打ったお弁当が並んでいて、目移りする。「どれにすればいいか、迷っちゃう!」と、高校時代に戻ったかのような、彼女。とりあえず、天むす弁当を選び「違うのにしてね」とリクエストする私も私だけど。
11月顔見世歌舞伎は、はじめの演目は中村吉右衛門さん作の泣ける親娘愛のお芝居。清太夫さんの熱い語り。
中村富十郎さん(私の父と同じ昭和4年生まれ!)の6歳になる長男大くんが「鷹之資」襲名披露の特別プログラム、義経の若かりし頃のエピソード。仁左衛門さんにまで「お引き立ての程を」と挨拶されちゃ、見守らざるを得ないでしょ。。。
幸四郎染五郎親子の連獅子。千秋楽だけあって、染五郎さんが「いつもより多く回しております」といわんばかりの奮闘振りに、場内は大きな拍手。
最後は、帰ってしまうお客様も見受けられたのだけど、梅玉さん主演の「おさん茂兵衛」という二人が、どうして不義密通を犯してしまうのかというエピソードを描いた狂言
葵太夫さんの説得力のある語りが魅力的でした。
思いがけず、2週続けての歌舞伎鑑賞。
始めの30分休憩でお弁当を食べ、次の休憩でトイレに行き、最後の休憩で売店でショッピング・・・と思ったら、もうしまっていた。改修後は、改善してね。歌舞伎座さん。
友人の「歌舞伎デビュー」が、想像以上に素敵なプログラムで、飽きさせなかったことが何よりでした。