leaf's blog

記録しておきたい文章を綴ります。

『華麗なるギャツビー』

 

華麗なるギャツビー (字幕版)

華麗なるギャツビー (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 ロバート・レッドフォードミア・ファローが出ていた。ということしか覚えていないまま、録画してあったものを視聴。

レオナルド・ディカプリオ主演で再映画化されていたのですね。

まったくストーリーを知らなかったのは、なぜなんだろう?

フランシスコ・フォード・コッポラが脚本を手掛けていたということにも驚き。

私にはちょっと女性二人が同じ顔に見えて、困った。

今も成り上がりもの(IT長者とか)って中傷を受けることが多いのですが、当時は自他共にお金持ちが胸を張れる社会ではなかったような。出身、学歴、一族など、アメリカなんだから100点満点の人間なんて少ないはずなのに。

最後に騙されるのが普通の市民なんて、残酷。

『アーモンド』ソン・ウォンピョン

 

アーモンド

アーモンド

 

 コロナ休暇中に、韓流ドラマに嵌る人がいるそうだ。

でも私は、この小説を手に取った。書評でも高評価だったし。

主人公は扁桃体(アーモンド)が小さく、感情がない。

祖母と母に育てられたが、事件に巻き込まれ、理解者も少ない中、新たな出会いに刺激され、予想外の成長を遂げる。

感情を持つこと、吐露すること、理解してもらうこと、周囲を巻き込むこと、どのレベルでも躊躇いがつきもの。

感情を封印しておけば、上位の危惧は招かない。

でも主人公には、感情を吐き出す場面がやってくる。

自分の「感じない」部分を強みに、敵と闘うのだが、それは強い「友情」に培われたもの。ほっとけないんだな。

これも周囲に「読んでみて」ときっと勧めてしまう一冊。

ほっといておけないんだな。

『ブリジッド・ジョーンズの日記』をようやく

 

ブリジット・ジョーンズの日記(字幕版)

ブリジット・ジョーンズの日記(字幕版)

  • 発売日: 2016/11/11
  • メディア: Prime Video
 

 映画『ブリジッド・ジョーンズの日記』をようやく観た。

むちむちのレニー・ゼルウィガーヒュー・グラントのだめ男っぷり、マザコンのコリー・ファース。笑えました。

オフィスでの活躍は「さておき」の扱いが残念。もっと仕事で魅力を発揮するところを見せてほしかった。

殴り合いはなかなか。ヒュー・グラントの鼻が心配になった。

いざというデートで、体型補正の下着。あるあるだな。

レニー・ゼルウィガーは、寡作だが、今に至るまでよい作品を選んでいるようだ。

『森瑤子の帽子』島﨑今日子

 

森瑤子の帽子

森瑤子の帽子

 

 再読。

あこがれの女性だった森瑤子が亡くなった年齢をとうに超えた。

自分は、どこに向かっていたんだろう。その問いが、遺児の娘たちにも突き付けられている。

アイヴァンは、与論島で、再婚して、森瑤子の墓を訪れる観光客に、ハンバーガーをサーブしている。

学生時代に婚約していた男性とは、生涯を通じた理解者だった。

自分が「低迷している」と思う時に、喝をいれるために、何度でも読み返したいと思う。

『恋愛適齢期』

 

恋愛適齢期(字幕版)

恋愛適齢期(字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 ジャック・ニコルスンの「羊たちの沈黙」も観たかったが、録りためていた映画の中から、こちらを先に。

ジャック・ニコルスン演じる63歳の男性が、心臓発作を起こし、療養のためガール・フレンドの母親(ダイアン・キートン)の住まいに滞在することになり(ちょっとありえないシチュエーション?)、お互いを知る。

主治医(キアヌ・リーブス)も母親にアタック、取り合い(!)になる。

再会は「パリのレストラン」。こんなに気軽に、同時に、偶然ってありえないが、最後までどうなるか、なかなかうまい台本。

キアヌ・リーブスは、二枚目過ぎて、表情に乏しい。まあ、ジャックに比べてだけど。

ダイアン・キートンがうらやましいぞ!

『メン・イン・ブラック』『スティング』

 

メン・イン・ブラック (字幕版)

メン・イン・ブラック (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

 

スティング (字幕版)

スティング (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 「STAY HOME」の午後、録りためていたビデオから2本。奇しくもバディもの。

ウィル・スミスの若い頃の動きには目を瞠るものがある。スピルバーグが製作に関わっていたせいか、化け物のクオリティも高い。吹き出す液体とか。

スティングって、「ぼったぐり」の意味だったんだ。

ロバート・レッドフォードの役を、当初、ジャック・ニコルスンに打診して断られたそうだが、これはやはり「明日に向かって撃て」の二人だから成功したのだろう。

「場外馬券売りの店」をそのままでっちあげるなんてね。

ラグタイム・ピアノの曲だけは知っていたが、こんな痛快なストーリーだったなんて!

『逆ソクラテス』伊坂幸太郎

 

逆ソクラテス

逆ソクラテス

 

 Amazonで予約してでも読みたい伊坂幸太郎。5篇の短編。

小学校5~6年生の登場人物が、「敵は先入観」と痛快に動きだす。

「仕方がない」「ガマン」と飲み込まざるを得ないことが「僕は、そうは、思わない」と発信することで、空気を換えられる。

デビュー20年目になる伊坂幸太郎だからこそ考え抜かれた会話、展開。

「こんな子はいるはずがない」<「いるかもしれない」

再読必至。