同世代とは知っていたものの、同学年とは知らず。
著者の半自伝です。「君」は「ボク」と脳内で変換しましょう。
芥川賞を獲っていたと今まで勘違いしていました。
獲っていないが故の、恨みつらみの数々。
「文壇」というコミュニティが存在した頃の「文豪」との接点も語られている。
著者の代表作って、残念ながら思い浮かばないのですが、村上春樹を意識していたというのも意外。同年代なので、避けて通れない存在なのかも。
ニーナとの二重生活には無理があるな。「モテるんだから、これくらい許容」。と思いこもうとしていた節がある。
図書館で予約の順番が回ってきたので。
命日にちなみ、ジョン・レノンの「スターティング・オーバー」を聴きながらこれを書きました。